Daisuke Ibi / NOISE DISTRACTION CREATIVE
この何とも言えないジャケがツボでした。音はDub Stepで女性Voが菅野よう子の攻殻機動隊の音楽に近い印象を受けました。
絶対的な才能というのがあります。「天才」ではなくて、圧倒的に他を寄せ付けない程、寂しくて、強くて、切なくて、美しくて、悲しい。そういう音楽に稀に出会います。先にも言いましたが「天才」ではないのです。そんな高尚かつ不確実な才ではなくて、もっと繊細な何かなのです。例えようがないのです。凄まじい執念は天才を越える。そんな鬼気迫る執念が一音で、聞き手の心をがっちり掴んでいく。「諸田コウ/生∞死」にはそんな印象を持っています。うつ病で自殺したミュージシャンの作品、ライヴでは顔は白塗り、髪は片方だけがロングで手術着での演奏。もうむちゃくちゃですが、そんなむちゃくちゃな人が何故こんなにも琴線に触れるフレーズを生み出せるのか?(4曲目のI Remenber Mr.Yoshiaki Kakutaはヤバイです)機会があれば是非とも、触れてほしい音です。
激しいインプロヴィゼイションの合間合間に見せる優しいフレーズがより一層心に響きます。
以前レコ屋で¥6000-でした。それでも買おうかどうか本気で迷ってました。結局CD持ってるし…と納得させましたが、いやはや、それくらい格好良いジャケなんすよ!!音がヤバいのは、この時期の菊池雅章ですから、もう保証済み。
映画「SAW」のジグゾーのようなジャケット。「ここから想像するにフリージャズか?」と推理された方、見事です。しかし確かにフリージャズですが、この方のブローが弱いせいか、Saxの音は、どこか飄々としていて、力の入っていない演奏となっています。そのスタイルが全体へと伝播していったのか、全パート不思議な緩さを醸し出しております。これがこの盤の持ち味となり、他のフリージャズとの違いをはかり、現在でも聴き手を引きつけている気がします。
見つけた時、嬉しくて震えました。このコンピは中々手に入らないハズ。その音も独特ですが、なんといってもこのレーベル・ロゴでしょ。格好良いもんなぁ
¥4000-でした。さすがに定価の倍だしなぁと思いましたが、このジャケは間違いないんだよなぁと思い切って買いまいした。結果は大当たりでした。鋭く尖った刃物のような、感情剥き出しで向かってくる魂、一曲目の「犬」から凄まじいです。
スティーヴ・アルビニがプロデュースを手掛けているオルタナ・バンド。音が好きなバンドです。
キング・タビーの作品。