「Vol,1」は短めの曲が22曲で実験色が強かったですが、本作は「Vol.1」の手法を用いながら、曲を構築してみました。Noise色は濃く、前衛作品然とした佇まいですが、どの曲にも緩急を与え、それに伴い展開していきます。全8曲で一応2部構成となっています。1,2曲目は「Vol.1」の続きで、3.Sketchを挟んで以降は、おどろおどろしい「和」の世界を意識して作りました。サンプリングを多用して、もっと面白い感じに仕上げようかとも思いましたが、サンプラーの不調により断念いたしました。「地獄廻り～あの世より」は6分近い長訳曲で、「主としてNoiseを用いても、気合いとガッツで曲は成立するか?」を試してみました。是非お聴きになってご判断下さい。 1.Spew Out of the Disorder 2.At the End of Blackhole 3.Sketch 4.獄舎より 5.灯篭 6.星を散らす 7.ノラ犬駆ける 8.地獄廻り～あの世より

全22曲で構成された新感覚のラウド・ミュージックです。ラウド・ミュージックのラウド感を煽るエレキギターは一切使用しておりません。ラウド感はNoiseで代用しております。曲の尺も21秒から3分の曲までを含み、計23分にまとめております。実験作品と言われればそのような趣もあります。「Noiseとリズムでどこまで音楽としての形を成すか」ということを実験していたという事は否めません。しかし、音響実験にありがちな長い「無音」には頼らず、ただひたすら時間を圧縮したり、引き延ばしたり、空間を汚したり、磨いたりしながら創った22曲!!是非ともお楽しみください。17曲目の「火焔太鼓」はオススメの一曲です。

エリック・サティの楽曲をタイトルやら、音やら、とにかく「ピン」ときたアイデアでREMIXしてみました。例えば「いんげん豆の王さまの戦争の歌」で は、いんげん豆達がコミカルに戦争をしている様を音で表現してみました。テープの早回しや音の抜き差しなど、前衛的な手法を用いたREMIXです。全5曲 で11分という簡潔盤です。サティと言いますと「ジムノペティ」に代表される美しいピアノの楽曲を想像しがちですが、その想像を見事に裏切る内容になって おります。 1.ブランコ 2.いんげん豆の王さまの戦争の歌 3.チューリップの可愛い王女のいうこと 4.アーモンド入りのチョコレートのワルツ 5.おにごっこ

ReggaeやDubといった攻撃的なリズムや手法を、持ち前の前衛性でコーティングした自信作です。全ての楽曲が…いえ、聴いていただけると嬉しいで す。3. Sue.（Explode Of Rip Current）は9分にも及びますが、隅々まで神経を研ぎ澄ましたため、完成した時、一人で乾杯した思い出があります。6.おにごっこはサティ盤の曲に 電子音を加えたものです。また1.と2.の曲名が変更しました。今回はしっくりきましたので、これで決定です。 1.Santiago de Cuba 2.Sierra Maestra 3.Sue.(Explode Of Rip Current） 4.Ember of Be Bop 5.Devil’s Spell 6.おにごっこ(＋Electric)

昔作った音源シリーズです。これは2000年位の音源、バンドを組んでいたバリバリのRock期です。この頃は曲の構成を5分前後でコロコロ変えていくと いうのが、楽しかったので、同じようなコンセプトで数曲作っていました。DEMO音源になりますが、今聴いても格好良いRockに思います。僕の作品中一 番聴き易い音楽かもしれません、しかし曲の中には現在に通じるような、仕掛けが見え隠れするような、そんな初期音源集です。 1.真っ赤なサンゴ 2.水辺の都 3.人魚の恋 4.dress 5.I don't know the future　未来はわからない

昔の音源シリーズ第二弾です。これは「Sue.」という曲のOUTTAKE的な1、2を含む、変革期の作品になります。時期的には2003年～2008年 位に思います。「リズムマシンはリズムの他にも面白い音が出る」ことを知り、サンプラーを手に入れ、可能性が一気に広がりすぎて、オーバーヒート気味に なっていた頃です。8分近いエレキギター・インスト5.竜王解体で、曲の展開イジリやリズム遊びは終わった感が心に滲み出しました。広がり過ぎた可能性を まとめよう、まとめようとしていた頃の音源集です。 1.潜水兵の出発 2.海であったこと 3.花と密蜂 4.Zappa's Blues 5.竜王解体

昔の音源シリーズの三作目です。4.Gothic Waltzはリズムマシンも無く、録音媒体もカセットテープで録音したものです。1999年位です。本作はそんな古い音源から2007年頃までの、いわゆ る寄せ集め音源集ですが、曲として完成していなくても、作り手の情熱でカバーしております。トランペットなんて吹いたことありませんでいたが、6.夕暮れ の音を聴く度に、やり切ることの大切さを教えられます。因みに2.Passionは「Noiseは曲になるのか」を見極めるきっかけになった曲です。 1.電気の魔物 2.The Passion 3.Alien vs Robot 4.Gothic Waltz 5.Wander the blue world　青の世界をさまよう 6.夕暮れの音